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Your search : [ author:中国社会科学院 馮昭奎] Total 30 Search Results,Processed in 0.108 second(s)
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1. 二十一世紀の中国「三つの推進力」
二十一世紀の中国は、次の「三つの推進力」により、改革と発展を速めることだろう。それは、WTO(世界貿易機関)への加盟と、中国西部大開発、IT(情報技術)革命である。WTO加盟世界銀行は、一九九七年九月に発表したレポート『二〇二〇年の中国』のなかで、中国のWTO加盟による世界各国の年間受益について予測した。それによると、二〇〇五年の中国の受益は八百三十億ドル(一ドルは約百二十五円)。他国の受益は、欧
Author: 中国社会科学院 馮昭奎 Year 2001 Issue 11 PDF HTML
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2. 中国の「道」と日本の「技」
中日両国の文化を比較すると、非常に興味深いことに気づく。中国の文化が日本に伝わると、それは遅かれ早かれ厳格な儀式を受けて、実にかしこまった雰囲気になるということだ。例えば、中国の書法が日本では「書道」に、中国の茶芸が日本では「茶道」に移り変わった。またそのほかに華道、囲碁、将棋、剣道、柔道、空手など日本には数えきれないほどの「道」があり、日本が「道」の国だということがわかる。中国語の「道」には、道
Author: 中国社会科学院 李兆忠 Year 2001 Issue 8 PDF HTML
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3. 日本語テキストへの提言
私が大学で日本語の勉強を始めたのは今から二十年前、ちょうど文化大革命が終わったばかりのころだった。各学校とも満足な準備もできないまま大勢の学生を受け入れたので、きちんとした教材が途端に足りなくなってしまった。私のクラスでは先生がガリ版で刷ったプリントのほかに、北京人民ラジオ局の日本語講座のテキスト『日本語』を最も頻繁に使った。この教材は「基本的な文法を明快に説明しており、中国人に適している」と評価
Author: 中国社会科学院文学研究所 戴燕 Year 2000 Issue 3 PDF HTML
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4. メイド·イン·ジャパンin香港
先日、香港の新聞『明報』で、東京のある高級ホテルの広告を目にした。それによると、このホテルは来日する「香港のスターたちの常宿」になっており、宿泊料は「一泊四千香港ドル(約五万六千円=六月現在)」で、サービスには絶対の自信があり、「必ずご満足いただける」とのことだった。客室の備付品の充実ぶりもこのホテルの売り物らしく、例えば、備え付けのファックスの隣には外国語の辞書が何冊も並べてある。これは外国語の
Author: 中国社会科学院文学研究所 戴燕 Year 2000 Issue 9 PDF HTML
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5. ゴマとスイカ
奥さんを怖がる男性を「恐妻家」と呼ぶのは日本人の独創である。これを初めて聞いたときには、噴き出してしまった。常々、日本人にはユーモアが欠けていると言われるが、本当は必ずしもそうではないようだ。「恐妻家」は、言うまでもなく男性をあざ笑う言い方だ。「彼は奥さんを怖がる人だ」と周囲の人たちはみな知っているとしても、「家」という言葉を使うほど有名ではなかろう。ただし、「恐妻家」という妙な言い方の中に、日本
Author: 中国社会科学院文学研究所 李兆忠 Year 2001 Issue 11 PDF HTML
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6. 子どもたちに「楽しみ」を返そう
中間試験の最後の科目であった英語のテストが終わると、息子は急いで帰宅してきた。そして本棚から漫画本を取り出し、すぐに笑い声をたて始めた。眉間にある小さなほくろが笑いとともに上下している。なんて無邪気で楽しそうな顔なんだろう!何の憂いや心配もない息子の笑顔は、中間と期末試験が終わった後の数日しか見ることができない。半学期、一生懸命に勉強して、ようやく短いリラックスの時間を持てるのだ。息子がのんびりと
Author: 中国社会科学院外国文学研究所 秦嵐 Year 2004 Issue 12 PDF HTML
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7. 漢字が表す二つの世界
四角い小さな漢字の中に、二つの異なる世界が存在している。一つはもともと中国で造られた中国製、もう一つは日本で改造された日本製である。この二つの世界は、「あなたの中に私がいて、私の中にあなたがいる」ようなもので、コミュニケーションにはとても便利だ。しかし多くの場合、この両者は、うわべは親しそうに見えて実は心が通わず、似て非なるものなのである。日本語の中の多くの語彙は、見た目では中国語とまったく同じだ
Author: 李兆忠=文 中国社会科学院文学院 Year 2003 Issue 3 PDF HTML
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8. 日の目を見た二千年前の南越王国文化
宝庫の発見蒸し暑い日であった。広州の越秀山西側の小山の上で、何台かのブルドーザーが土を掘りおこしていると突然、大きな石の板にぶつかった。石の板が割れて陥没し、そのあとからまっ黒な洞穴が露(あら)われて、冷気を吹きだした。この山は象崗山とよばれ、海抜四九·七一メートル、風化した花崗岩の小山である。家屋を建てようと、山上を平らにする作業が行われていた。山頂を一七メートルけずったとき、中腹部から奥深い古
Author: 中国社会科学院考古研究所副研究員 黄展岳 Year 1985 Issue 2 PDF HTML
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9. 「私はこうしてガンに勝った」ある心理学者の心理療法
白血病というと、中国人は、日本のテレビドラマ「赤い疑惑」のヒロイン幸子の痛ましい最期をどうしても思い出してしまう。だが、ひとごとではない、その恐ろしい不治の病が私の肉体に襲いかかってきたのだ。全くそれは、思いもよらないことであった。三十年このかた、私は、自分の職場の指定病院の場所も知らないほど丈夫だったが、日本から帰国して三日後に歯肉出血が始まり、しかもそれが三日間もつづいたので、病院で検査を受け
Author: 中国社会科学院社会心理研究室 邵道生 Year 1991 Issue 8 PDF HTML
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10. ―画家·今岡琴子さん一行を案内して
今岡さん一行は、「北京市海淀区·東京都練馬区友好交流水墨画展」(二〇〇一年十月三十一日~十一月七日)に参加するため、北京にやって来た。今岡さんは日本側の代表である。海淀区と練馬区は、一九九二年に友好姉妹区となり、すでに十年の友好交流の歴史を持つ。これまでに文化、芸術、体育などの諸領域にわたる活発な交流が行われ、協力関係が築かれてきた。今回の水墨画展は、それらの活動の一つである。水墨画展は大成功だっ
Author: 文·写真·中国社会科学院文学研究所 李兆忠 Year 2002 Issue 3 PDF HTML